此の頃、製品を売る企業はアフターサービスに精神が全く無く成って居ます。最近我が家で起きた器機の不具合に対する補修を依頼した所、二社の製品、一つはTOTOの洗浄便座、もう一つはTOSHIBAの冷蔵庫の「ドアーパッキン」及び「操作パネルユニット」、に付いて依頼した所、TOTOは一週間、TOSHIBAは10日間、を要しました。 何れもパーツの在庫が無いと言う事で、暇が掛ったそうです。 勿論その意味は分かります。パーツの在庫で資金の滞留をする事を極度に避けているのです。其処には「自社の製品」を利用して呉れて居る「消費者:に対する『サービス精神』などかけらも感じられないのです。只管経営効率一本槍 の貧弱な精神が有るのみです。経営効率を追求する事は資本主義の社会に在って至極当然の事ですが、その精神の裏には『製品を売れば売りっぱなし!消費者の不便など関知しないびっくりマーク(アニメ)』と言う寒々とした意識が垣間見えるのです。 此れでは今上り坂の、中国はもちろん世界の物づくり国にドンドン差を付けられることは当然です。 日本経済は、バブルの崩壊以後、30年近くもの間不況の底を徘徊して居ますが、上記の様な現実を見るとその理由が納得できると言うものです。 庶民の懐はどんどん痩せ細って行くのに、物価や公課・公租のみが上がり消費は益々低迷して行きます。政治の方向を変えないと、日本経済は沈没してしまいます。
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