此の処の、日本を巻き込んだ欧米の対中包囲網行動は、世界に対する中国の覇権主義・侵攻主義が主としてアメリカの貿易利権を脅かす物によると推察する。
中国はアジアのみならず、欧州、アフリカ、南米、等にも手を伸ばし、その影響力を強めて来たし、今後も其れを拡充しようとして居る。それを許せば欧米は益々市場を狭められ、経済の根幹である「貿易」が立ち行かなくなる恐怖から、格好の対中抑制拠点の日本を巻き込み、往時の「欧米列強」を再構築して「中国抑止」の包囲網を張ろうとして居るのであろう、と愚考する。
欧米が斯う言う行動を取る意識の根底には、「飽く無き白人優位」の意識が欧米人の心理の底辺に横たわり、急激に力を伸ばして来た中国の軍事・経済に、言いようのない恐怖と不安を感じるからであろう。
現在、アメリカの属国と化して居る『日本』は、本来ならば、韓国、台湾、その他のアジア諸国を糾合して、中国に合流して「対欧米貿易戦線」を張るべきだが、現在の中国の行動を見ればそう言う訳には行かない❕ のが難しい所だ。その訳は、中国は「対欧米」同様「日本」に対しても根強い「不信」と「怨念」を抱いているからである。
中国が今の姿勢を改め、柔軟で寛容な外交姿勢を見せるならば、アジア、否 、世界は、平和で安定した世界となるに違いない。
東と西、白人と有色人種、如何やらこの対立は永遠に解消不可能の問題のようだ。
上記は、下記の論文に対する私の感想
日米豪印の「対中国抑止策」に欧州が参戦…尖閣諸島問題に与える強烈なインパクト（歳川 隆雄） @gendai_biz
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