この頃余りYouTubeを見てませんが、一時期YouTubeを開くと、世界の中で日本が如何に素晴らしいか！日本人や、日本社会が、外国に比べてどんなに素晴らしいか！ 得々と述べる投稿が目につきました。
『本当かよ!？』大阪弁で「え？ホンマかいな？」と思うくらいの『日本スゴイヨ！』的持ち上げ様で,読んでる方が気恥ずかしく成る程でした。『褒め過ぎやで！』と思うのです。
そして次に思うのは、此れは日本人に自信を持たせようと、誰かその筋の者がゴーストライターに書かせてるのでは無いか？と言う事です。
そうですやろ、当節、日本の若者はエラク自動車離れを起こしてる、ちゅう話です。昔なら、社会人に成った若者は1年経つか経たずで何か車を購入し、彼女を乗せて走り回ったものです。
ところが今は、若者の給料が余りにも少なくて、車を買うにも買えないと言う現実に捉われている若者たちです。当然彼女も簡単に出来ません。若者はドンドンスポイルされて彼女が欲しいと言う気持ちも萎えてしまうのです。必然的に結婚する若者も減少し、新生児も減ります。
そんな、こんな、でちょっと現在の日本人の給与所得者の平均収入を、世界的にどんなものかと調べて見ましたら、恐ろしい現実に出くわしました。以下の様な現状です。
《平均年収をドルで表示》
米国 ６５，８３６ドル
独逸 ５３，６３８ドル
韓国 ４２，２８５ドル
日本 ３８，６１７ドル
と、韓国よりも下位にランクされて居るのです。実に嘆かわしい事です。
私はこの現実によって「日本人よ、劣等感に浸れ！」と言って居るのではありません。
日本の、政治家と、財界人に、現状の改善を促したいのです。更に、日本人に今の政治を変える様な政治行動を促したいのです。
今の自民党が１８０度変わる事が無理なら、せめて９０度くらいは変わらねばなりません。そして、税制、会社法、などを含む財政改革をしなければ成りません。
財界は勤労者に富の再配分を断行しなければ成りません。此れはできないのでは無く、やればできるのです上杉鷹山ではありませんが、
『為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬから也』です。
財界がホンマに今の窮地を脱却したいのなら、労働者の給料を増やさねばダメです。今のまま奴隷雇用や非正規雇用を続けて居たら日本中共倒れに成ります。
アメリカ的「新自由主義」の経済政策では日本は滅ぶのです。
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