●沖ノ島・北東端(虎島)
紀淡海峡は鳴門海峡と同じように
潮の流れが激しく、沖ノ島・地ノ
島間の中ノ瀬戸にも渦を巻くほど
の潮が流れます。人手による航海
では潮止まりの時刻を選ばないと
進めなかったのではないでしょう
か。見るからに荒々しい断層海岸
といい、いかにも物の怪が住み着
く島という雰囲気です。

●沖ノ島・野奈浦港桟橋
沖ノ島の西海岸、淡路島に面した
野奈浦には猫の額ほどの平地があ
り、友ヶ島観光の基点になってい
ます。12月から２月までは船便も
途絶え島が賑わうのは黄金週間と
夏の２か月だけのようでした。海
開きして間無しの７月10日現在、
人声よりも波の音の方が大きく、
波をＢＧＭにしばらく昼寝。

●深蛇池(じんじゃいけ)
大蛇伝説が残るというこの湿地は
国の天然記念物に指定されていま
す。野奈浦から 1.5km余りの道は
褶曲しながら隆起した堆積岩層が
剥き出しになり、比較的柔らかい
砂礫層を掘り進んでいるようです。
結果、大蛇のようにうねっている
ところから伝説が生まれたのでは
……勝手な想像です。

●加太・淡嶋神社
せっかく加太まで足を運んだので
すから、この神社を訪問しないわ
けにはいきません。この神社、境
内にパンティー・ブラジャーが多
数奉納されています。安産・子授
け祈願のためなのですが、ちょっ
と目のやり場に困るというより、
男性がいること自体はばかられま
すね。

●市松人形ディスプレイ
淡嶋神社のもう一つの名物が人形
供養です。3月3日に行われる「ひ
な流し」神事には、奉納された雛
人形をミニチュアの和船に乗せ加
太湾に流します。境内には供養を
待つ人形が並べられ、というか、
これはもうパフォーマンスでしょ
う。神殿地下には髪が伸び続ける
人形が安置されているとか。

●徳利豆狸ディスプレイ
市松人形、徳利豆狸、招き猫、布
袋さん、神功皇后、黒田武士、か
える、キューピー、リカちゃん、
金太郎、翁媼、亀、ウルトラマン、
怪獣、般若、能面……種類別に並
べてある姿はある種迫力がありま
す。真昼ですら妖気が迫ってきま
すので、夕暮れあるいは夜半とも
なれば……ゾォ〜〜〜ッ