私が使こてるパソコンは未だにWindows3.1時代のものです。そろそろ買い
替えたくてしょがないんですが「使こて使えん事はない」っちゅうことで、
ここ一番踏ん切りが付きません。
困ることといえば、新しいソフトがまず無い。わずかに残ってる古いソフ
トを探し出して、骨董品屋の店先みたいにアイコンを並べとくほかないわけ
です。こらまぁ、探す努力さえ惜しまんかったら何とか見付かります。
切実なんが、インターネット環境です。ブラウザの付加機能は日進月歩で、
それに合わせて新しい機能を利用したホームページが増えてくると、私のよ
うな時代がかった環境では対応し切れんということになってきます。具体的
に言ぅとフラッシュやとか、スタイルシートやとか諸々々々……。
こぉゆぅホームページに出くわすたびに、悔しい思いとともに「あぁ新し
いのんが欲しいなぁ、うちのページも新しい機能使こてみたいなぁ」となり
ます。ところが、欲しいの気持ちの反対に「おい、お前のページは上方落語
やろ、今のままで何の不足がある言ぅねん」こんな声が聞こえるですねぇ。
ここらが踏ん切れんわけなわけやねぇ。
実、数十年、へたしたら数百年以前の上方落語をデジタル・ビット・スト
リームに置き換えさしてもろても、中味はなぁ〜〜んも変わらんわけです。
延々、重々、連綿と続いてきた噺、えらい重みです。小手先でいじくり回せ
るような重みやないです。
上方落語は完成されたもん「なるたけ損なわんように伝達する」これしか
ないように思てます。そのための小細工、デジタルデータを人の目に見易く
するインターフェースの部分をさわる、このためやったら新しい機能を使う
甲斐も出てくるんやろなぁ。
……とか思いつつ【上方落語メモ】第４集に突入する段取りになってます。
持ち弾の方が残りわずかになってきてますんで、いつ終わるか分かりません。
ある日突然書込みが無くなった時、その時が一応上方落語の下げということ
になると思います。それまでのしばらく、よろしくお付き合いのほどを。
と言いましても、それは終わったわけや無いのです。ただ弾切れただけで
すんで、弾さえ補給されれば書き続けるんやねぇ。っちゅうことで、第４集
に終わりは来ん。……かも知れん。
| 
