2001年２月に第６集をスターとして、やっと区切の三百ファイルを終える
ことができました。といいましてもファイルを分けている噺もあるので、実
質二百九十演目、本当の区切は半年ほど先になります。
米朝師匠や枝雀師匠が枕などで「上方の噺は約三百」などとおっしゃるの
を真に受けて、目標をその「三百」に設定し何とかここまでやって来たとこ
ろが、三百演題を目前にして残り差し引き「十」かといえば、未だ手付かず
の噺がそれ以上、それどころか見たことも聞いたこともない演目がまだまだ
出てきます。
どないなってるねん？ 騙された。
悔しいやら、嬉しいやら、悔しいやら、嬉しいやら、悔しいやら、嬉しい
やら、悔しいやら、嬉しいやら、悔しいやら、嬉しいやら……
おまけに最近「まだ取り上げていただけないこんな噺があるんですけど、
よろしかったらお聴きになりますか？」と、後方支援を買って出てくださる
ギャラリーの皆さんが多数現れ、手付かずの噺の追い討ち「泣きっ面に蜂、
貧すりゃ貪する、ワラ打ちゃ手ぇ打つ、便所へ行ったら先に入ってた」休ま
しよらん。どぉも、喜んでないようやなぁ……
いや嬉しいんですけどね。「もう嬉しぃて嬉しぃて、涙が、涙が、涙なが
らに嬉しさを訴えてます」ちょっと言葉がおかしいような気がしないでもな
いですけど、とにかくそぉいぅ状態になってます。
予定では三百を一区切りで終了のはずでしたが、とても終われそうにあり
ません。まだまだ続くと覚悟します。三百区切の締め言葉のはずが、嬉しい
「悲鳴、うめき声」になったことをお許しください(^^)。
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